はじめに

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来訪ありがとうございます。

普段は都内にある、BtoC向けのプロダクトやWebサービスを提供するIT事業会社にて、主にマーケティングに関連するサイトの制作に携わっています。

Webディレクター歴は7年ほどです。

このサイトでは、インハウス(企業内)で働くWebディレクターの筆者が、日常の仕事から得た体験や学びを整理し、改善につなげていくノートです。

なぜ書くのか?

1.「自分自身の思考整理」

いきなりですが、このブログをご覧の皆さんは、Webディレクターでしょうか?
私は制作会社でのWebディレクター経験はありません。 今の会社でジョブチェンジをし、Webディレクターになりました。

しかも、私は基本的に何もスキルが無く本当に何の強みもありませんでした。しいて言うなら、コンテンツの簡単な編集とか簡単なタグの修正ができる程度。デザインもできません。
そんな、CMSの中に入っている細かいタグやテキストをちょっと調整する程度のWebの知識しか持っていなかったサービスの運用要員から、Web制作の現場もほとんど知らぬままにいきなり「Webディレクター」になりました。


ちなみに私は30代手前で、非正社員でした。
※当時の話ジョブチェンジの話はまた今度。。。

私が配属された先は、自社が提供しているサービスの広告メニューやタイアップに関わるサイトを開発する部署で、単発のキャンペーンやサービス全体と絡むようなマーケティングのサイト(他企業様とのタイアップなど)を主に手がけているチーム。


モバイルの市場全体がガラケーからスマホへシフトチェンジし、会社の事業をスマートフォンへの最適化や、新しいサービスが生み出されていく急成長中の市場の中で、営業やクライアントの意向、チームの状況が重なり、朝に言ったことが夕方には変わっている、毎日がまるで昼ドラのような怒涛の日々でした。

そんな日々の中で、営業にキレたこと、自分があたかもマネジャーかのような気になってネチネチと細かいところまで根掘り葉掘り問いただした結果、その後メンバーとの会話が全部チャットになってしまったこと、知ったかぶりで痛い目にあったこと、板挟みで密かに泣いたこと、重めの案件リリース前日に高熱が出て、リリースを見届けたらインフルだったことなど。。。これまであったことは、数え切れません。

振り返ると、その9割以上は失敗やしくじった経験だったように思うのですが、その1つ1つを学びにして、繰り返し改善してきた積み重ねで、今があると思っています。

まるで、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」のように・・・(笑)

なんだかこう振り返っていると、ぬかるんだ田んぼの中で泥にまみれながら、エンストしたトラクターを後からで押すようような、経験ばかりだったように思いますが、 30代も後半に差し掛かり、 これまでの経験を書くことで、 自分自身の経験や思考の整理をしたいなと思いました。

「誰かの役に立つなら」

そして同時に、どうせ書くなら、 シンプルに思いました。
「誰かの役に立ちたい」と。

”インハウスのディレクターのキャリア見えません”
“距離が近すぎるゆえの企画者とチームの板挟み感、人間関係がツライ・・・”
”「明日までにサイト作って」的な謎の依頼”
”外注出したけど、この金額適切なんこれ?”

など、もし自分に近しい仕事をしている人たちにとって、 自分の体験や学びが、 悩んでいる人の打開のヒントに、少しでも役立つことがあればと思いました。

「このブログを届けたい人」


ということで、 このブログは下記のような人たちに届けば良いなと思って、書いていきます。

その1.インハウスで働くWebディレクター

まずは、私と同じ境遇、仕事をしている人。 普段、マーケティングに関わるような、比較的短い期間での開発が多いので、そのあたりのプロセスマネジメントや進め方の経験や学びなど、なにか困っていることを解決するためのヒントや参考になれば幸いです。

また、インハウスとひとくくりにしても、サービス運用など、業種や担当領域でも若干違いが出てくるかもしれませんので、その場合は「こんな会社があるんだ」など、自社と比較いただいてなにか学びになる点があれば嬉しいです。

2.制作会社のWebディレクター

私自身は前述の通り、制作会社のWebディレクターは経験していませんが、発注側として様々な会社とお仕事をさせていただいた経験や、転職等で入社されたディレクター、エンジニア、デザイナーの方の体験談を聞くことはありました。
※ なぞのクライアント確認待ちの時間(With帰れま10)、平日打ち合わせで土日稼働が開発スケジュールにデフォルトで入っているなど・・・
制作会社からインハウスへの転職を考えている人の参考に、こんな会社もあるよ〜という一例として参考になる箇所があれば幸いです。

3.webディレクターではない自社担当者

会社の規模や思想、部門の方針などもあると思いますが、明確なアウトプットが見えづらいディレクターは、不在の場合もあると思います。(私の会社でも、変革期にディレクターの部署転換や退職で一時絶滅寸前になったこともありました。)

なので、マーケティング、サービス、バックオフィス等の仕事をしながら、「兼務でWebを発注する立場」の人など、Webの制作現場に隣接しながらあまり中身がわからない といった人にも何か参考になる部分があれば幸いです。

「最後に」

最後に、私がこのブログを更新する上で意識していることを。

1.「知識・理論だけ」の話はしない。

普段、ありがたいことに非常に優秀なサービスの事業担当者やマーケティング担当者と仕事をする機会に恵まれています。そんな彼らとの会話で身をもって実感しているのが、

「本から得られる学びは2割。仕事から得られる学びは8割。」
です。
これは真実ではないかなと思っています。

もちろん本であれ、ネットであれ、何であれ、
情報のインプットをただ書き起こすだけでなく、
「必ず実際の現場から、得た学びや体験をもとに書く」
ということを意識して書きたいと思います。

2.身バレ、案件バレしない。

会社や個人の不利益を被らないように配慮して書きます。
なので、仮案件や個人名はすべてフィクションです。
ただし、極力起きた事象や経験そのものはボカさない内容にしていきたいと思います。

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