Webディレクターの年収をあげる4つの方法(前編)

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Webディレクターとして年収を上げる方法のイメージ

Webディレクターに限らず、仕事の今後のキャリアを考える上で、切っても切り離せないのがお金(年収)の話。

「Webディレクターの給料の上げ方って?」
「同年代と比較して自分の年収は高いのか?低いのか?」
「年収を上げていくキャリアを作りたい…」

など、様々な不安や疑問があると思います。

今回は、 Webディレクターが年収を上げるための4つの方法を、個人的な考察とおすすめ記事を交えて紹介します。

今後のキャリアを考えているWebディレクターの皆さんが、考え方やネット上での情報収集に迷ったときのお役に立てれば幸いです。

Webディレクターの年収を上げる方法は、ググれば大体見えてくる

まずはじめに、「Webディレクター 年収」でGoogle検索し、上位50件にインデックスされているメディア、ブログ記事の内容を読めば、Webディレクターが年収を上げる方法は大体書き切られている印象です。1時間〜1時間半ほどあればこれらの記事を読めますので、いまのご自身にあった方法が検討出来ると思います。

Webディレクターとして年収を上げる主な方法としては、の4つ。

1.「今の会社で働きながら、副業で上げる」

2.「違う会社に転職して上げる」

3.「フリーランスになって上げる」

4. 「起業して上げる」


リスクの少ない順から並べています。

前編では、「今の会社+副業で上げる」「違う会社に転職して上げる」の2つを取り上げます。

1.「今の会社で働きながら、副業で上げる」

メリット

・今すぐ始めることができ、リスクも少ない

・副業によっては投資対効果が高くなる可能性がある

デメリット

・年収の上がり幅はそこまで大きくない

・夜間、休日の自由な時間が減る

副業という選択は、今すぐ始められて、もっともリスクの少ない方法だと思います。


Webディレクターの副業でまずぱっとできそうなのは、ディレクションのノウハウを活かして、「個人で制作の仕事を受ける」ことが上げられます。また知り合いのデザイナーやエンジニアなど、知り合いの人と一緒に仕事ができるという点もメリットです。

注意点としては、副業が会社で認められていない場合に、年末調整などでばれる可能性があるので対策が必要ということ。また、副業がOKな会社の場合でも、競合支援や利益相反の禁止等、ルールが定められている可能性があるので副業を始める前に確認が必要です。

※利益相反・・・例えば、会社として受けるべき仕事内容を個人で受託した場合。

また、私も副業でたまに制作ディレクションの仕事を受託していますが、プライベートな時間での対応が必要になるため、比較的ホワイト(勤務時間が読める)会社環境で余暇が作り出しやすいか、仕事自体の納期が長く、余裕を持って進められるなどの配慮が必要だと思います。


ちなみに私の場合は、納期に余裕があり、知り合いや友人からの受託のみやっています。(かなりシンプルなLPで、納期に余裕があり2〜4万円くらいの案件)

一度、数十万円クラスの案件をやったことがありますが、平日の仕事終わりでクタクタの夜にSkypeとか、毎週定期的なミーティングや打ち合わせがあり、普段の仕事との頭の切り替えがちょっとしんどかったです。。

Webディレクターの副業で、投資対効果を高くするアイディア

副業はできる時間は限られているので、いかにかけた時間で利益を上げ、投資対効果を高められるかが重要になってきてきます。

そこで、投資対効果を高める方法として、Webディレクターとしての経験が長い方であれば、Webプロデューサー的な立ち位置で、企画やメンバーのアサインを自分が担当し、極力自分で手を動かさない座組を作る という方法もあると思います。そうすれば、複数案件を副業で回せることも可能かなと。

とはいえこの座組は、お客様に不要な制作費や授業料を払わせてしまう可能性があるので、もともと1名分でもらう予定だったディレクションフィーはそのままにして、経験の浅いWebディレクターにレクチャーやフォローを行う体制にして、費用は2人で割る形にするなど、うまく回るまでは初期投資と割りきるくらいのマインドが必要でしょう。

2. 「違う会社に転職して上げる」

メリット

・転職先によってはベース年収が大きく上がる

・より規模が大きい案件に携われる可能性がある

デメリット

・人間関係など一からの構築が必要

・会社や業種によってはやりがいが薄くなる可能性がある

会社を転職するという方法も、比較的リスクが高くない選択肢だと思います。よくあるケースとしては、制作会社→事業会社への転職で年収を上げるケース。制作会社はクライアントの開発制作費に依存しますが、事業会社は自分たちの事業で収益を上げるため、一般的に年収が上がる場合が多いです。

また、事業会社の中でもプラットフォームを提供している会社は収益性が高く、さらに市場の成長状況によっては、今よりもかなり高い年収を得られる可能性があります。

転職については、下記のKROWLさんの記事が、非常にわかりやすくまとまっています。

年収の高いWebディレクターとは?

https://note.mu/krowl/n/n18ae5a114dc6

KROWL(クロール)

個人的には、特に下記が重要だと思います。

つまりWebディレクターに限らず、売上を増やせる人が給与を多く稼ぐことが可能です。またコストという意味では、経営企画や管理職など、専門性や役職をもった人はどうしても費用が高いので、専門性を身につける、管理職になるという選択肢も一つの方法論です。

もう一つは、QOLONY Works Laboratoryさんの下記記事。

Webディレクターの年収を上げる3つの方法【スキルアップと本質】

https://qolony.net/web-director/web-directors-income/

QOLONY Works Laboratory

個人的には上記の記事をギュッと凝縮すると、「人間性×スキル×ビジネスの理解力」が大事というエントリーだと理解しました。

特に記事後半にある”ビジネスオーナーからの信頼”はとても私も重要だと感じているポイントです。

実際私が経験しているケースだと、事業会社では大きいプロジェクトや事業を任されているオーナー、マーケティング担当者など、社内での人間関係構築が非常に大事で、仕事のやりやすさや人間性、実績・貢献が見えてくると、ビジネスオーナーから高い信頼を得て、”ご指名”を受けて次の大きなプロジェクトにつながるケースもあります。

最後に、転職で1点で注意したいのが、「会社や業種によってはやりがいが薄くなる可能性がある」という点。

例えば様々なクライアント、案件を単発で回していたWebディレクターが事業会社に転職した際、一つのサービスの運用での立ち回り方や仕事の内容で戸惑いを感じる可能性があります。(※私の周囲のWebディレクターでも、実際にこの戸惑いを感じて悩んでいる方もいます。)

そのため、転職の際はその事業に興味/愛着が持てるのか、その中で普段Webディレクターはどのような役割を求められているのかを面接の際に聞いてみると良いでしょう。

後編では「フリーランス」「起業」について書きたいと思います。

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