このブログをご覧の皆様は、どのようなきっかけでWebディレクターになった(もしくは目指している)のでしょうか?
制作会社だとデザイナーやエンジニアとしての経験を積んで、アートディレクターやテクニカルディレクターのような職種にジョブチェンジする方、またWebディレクターやプロデューサーのような立ち位置になっていくようなキャリアが一般的かと思います。
今回はWebの制作会社での働いた経験の無い私が、事業会社(インハウス)の中で私がWebディレクターになったきっかけをざっくりお話します。
かなり特殊なケースかもしれないので「こんなキャリアもあるんだな〜」くらいのライトなイメージで、なにか参考になることがあれば幸いです。
今の会社に入社するきっかけ
今の会社に入ったのは2000年代の後半。インターネットの業界でいうと、まだ日本ではガラケー(フィーチャーフォン)が主流という時代で、スマホはiphone(iOS)とAndroidが生まれてすぐくらいの時代感でした。
ガラケーの収益モデルは大きく分けて、月額数百円払ってコンテンツを見る有料公式サイトと、無料コンテンツを提供して広告収入を得る勝手サイトの2つでした。
前職はかなり小さなコンテンツの企画・編集・制作する会社で、かなりブラックな会社だったので、当時20代だった私は安定してそうでそこそこ稼げそうというかなり安易な理由で、今の会社に非正社員として入ります。
※補足
前職の会社ではガラケーの有料公式サイトの企画・立ち上げを行い、サービスロンチするところまでを担当し、リリースして程なく辞めました。9ヶ月ほどでした。
制作会社ではなかったですが、コンテンツを受託やそれに近い環境で作るという意味では、かなり似たような環境だったのではないかなと思います。
(※ここでも今振り返ると、かなりたくさんの学びがあったので、また別の機会に書きます。)
話を戻すと、現在の会社には当時”勝手サイト”と呼ばれたサービスの運用要員として入りました。欠員補充という形で1名募集をかけていたのです。
具体的な業務内容はCMSのを使ったテキストの更新、htmlタグの簡単な修正・コーディング、Photoshopをなどを利用した画像の簡単な加工など。
面談のときにはスキルが足りなかったのですが、当時の上司と趣味の話で盛り上がり採用してもらいました。(リアルにそう思っています)
その後、入社して1〜1年半ほどで、スマホを始めとする他のデバイスへのサービス展開が本格化。拡張する会社の中で、PCやスマホのコーディングができる人材が入社。
当時、運用スタッフで簡単なタグしか扱えなかった私は、仕事にも身が入らず、寝坊や居眠りも多発・・・(汗)
さすがに今のままだと取り残されてしまう、、、
会社の中でもかなり存在的に厳しくなってきた中で、
突然上司から呼ばれ、2択を提示されたのです。
「そろそろ次のステップ考えないとね。ディレクターになるか?ちゃんとスキルを身につけてフロントエンドエンジニアになるか?次のミーティングまでに考えてきて」
私自身、1週間なんとなーく考えましたが、いまいち言葉にしてもしっくりこず。
「この先技術力をめっちゃ磨いていくのは難しいな・・・ディレクターって何やるかよくわかんないけど、響きがなんとなくかっこいいからそっちにしようかな。。。」と、最後は直感で決めました。
その後、広告やマーケティング系の施策を行うチームに、いきなり「Webディレクター」というポジションで配属されます。
配属されたチームのマネジャーとの最初のミーティングの内容は覚えていませんが、「君がこのチームに配属されたのはどういう意図かわからんし、俺もちょっと理解できないけど」と、いきなり食らったワイルドな前置きだけは鮮明に覚えています。
今思えば、今後の身を案じた上司がいろいろ他の部署に頼んで枠を作ってくれたのかな・・と思うと、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
■学び
迷った時、たとえ言語化できなくても、「大体直感で選んだもののほうが正しい」
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